教会暦解説 
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 教会暦について   (解説)

 
 キリスト教会は教会自体の暦を持っています。これが教会暦と言われるものです。この教会暦は、み子イエス・キリストによって成就された神の救いのみ業をたたえ、 その恩寵を十分受けるために定められたものです。実によく考えられており、 教会生活にリズムをもたらし、その活動を促進し、折々に信仰の深化をもたらします。

  教会暦の一年は、大きく3つの部分に分けられます。

 第一は 主の降誕(クリスマス) を記念(想起)する期間です。
 第二は 主の受難と復活(イースター) を記念(想起)する期間です。
 第三は 聖霊降臨日(ペンテコステ) を記念(想起)する期間です。

     <注>  降誕日(降誕祭)や公現(顕現)祭は毎年その日が決まっているので固定祝日といわれ、
                 復活日や聖霊降臨日は毎年その日が変わりますので移動祝日といわれます。


 参考資料 : 西方教会の主な会派の期節と祭色について
 参考資料 : 最新教会暦
目次
(1) 主の降誕(クリスマス)を記念(想起)する期間
待降節(アドベント)
降誕日(クリスマス)
降誕節

(2) 主の受難と復活(イースター)を記念(想起)する期間
受難節(レント) ・・・(教派によっては「四旬節」、「大斎節」という表現を用いる)
受難週
復活日(イースター)
昇天日

(3) 聖霊降臨を記念(想起)する期間
聖霊降臨日(ペンテコステ)
聖霊降臨節(または三位一体節)

(4) その他の記念日および行事
キリスト教会一般行事として
ナザレン教団の行事として

参考資料 : 西方教会の主な会派の期節と祭色について
参考資料 : イースターの日付一覧表(21世紀)
参考資料 : 最新教会暦

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   教会暦について (解説)


(1) 主の降誕(クリスマス)を記念(想起)する期間

 待降節(アドベント)

 教会暦は待降節(アドベント)から始まります。待降節は降誕日(クリスマス)まで4つの主日にわたって続く、降誕日への準備の期間です。み子イエス・キリストをこの世に賜る神の愛と悲しみを覚え、また父のみ心に従い人となられた主イエスの従順と犠牲を思い、厳かな気持で過ごすときです。典礼色は紫色となります。また、待降節は私たちの心への主の来臨を求めるとき、また、神の国が成就するときに再び来臨される「再臨の主」を待ち望む姿勢を整えるときでもあります。

 降誕日(クリスマス)

 クリスマスは主イエスの誕生(聖誕)をお祝いする日です。感謝と喜びを持ってこの日を迎え、神の豊かな恵みに満たされ、その神の愛に応えて私たちもまた神と人とに仕える決意を新たにするときです。

 降誕節

 これは降誕日から受難節に至るまでの期間で、主イエスのご生誕により、この世界に救いがもたらされ、主の栄光が全世界に現されたことを深く感謝し、またこの福音を力強く宣ベ伝えるときです。典礼色は白になります。



(2) 主の受難と復活(イースター)を記念(想起)する期間

 受難節(レント)      〈あるいは 四旬節、大斎節〉

 復活日からさかのぼって40日前の水曜日(灰の水曜日)から始まり、復活日前日まで続きます。主のご受難をしのび、悔い改めを表明し、慎み深く克己の生活を送るときです。典礼色は紫色になります。

 受難週

 受難週は、受難節の最後の一週間で、主イエスのエルサレム入城を記念する棕梠の主日から始まります。木曜日は最後の晩餐の日、金曜日は受苦日として主の十字架を記念します。この週は特別に主のご受難を覚えて、そのための祈祷会などが行われます。祝いごとなどは避けるようつとめます。

 復活日(イースター)

 これは、教会の最も大きな祝日で、主のご復活をお祝いします。主が日曜日に復活されたことから、日曜日が主日と呼ばれるようになり、今も生きておられる主を礼拝する日となりました。毎年、春分後の最初の満月に次ぐ主日が復活日と定められています。典礼色は白になります。

 昇天日

 昇天日は復活日後の40日目であり、木曜日に当たります。その直後の主日が昇天日主日として守られます。



(3) 聖霊降臨を記念(想起)する期間

 聖霊降臨日(ペンテコステ)

 復活後50日目に聖霊の降臨があり、その日を記念して、聖霊降臨日が守られます。これは降誕日、復活日と並ぶ教会の三大祝日の一つであって、教会の誕生日ともいわれる大切な日です。聖霊降臨を節目にして力強い大胆な宣教が開始されたことを覚え、聖霊に満たされ、伝道の業に励みましょう。典礼色は赤色となります。

 聖霊降臨節(または三位一体節)

 聖霊降臨日の次の主日から始まり、待降節まで続きます。聖霊降臨節とも三位一体節とも言います。三位の神(父と子と聖霊)の働きによる救いのみ業を覚えつつ過ごします。聖霊降臨節として守る場合には典礼色は赤となり、三位一体節として守る場合には緑となります。降誕節や受難節や復活節よりもはるかに長い期間続きます。



(4) その他の記念日および行事

 キリスト教会一般行事として  (記念日)

 信教の自由を守る日(2月)、母の日(5月第2主日)、
子どもの日・花の日(6月第2主日)、平和主日(8月)、世界聖餐日(10月第1主日)、
宗教改革記念日(10月31日)、収穫感謝祭(11月第4主日)

 ナザレン教団の行事として (教会暦)

 女性月間(2月)、神学校月間(5月)、謝恩月間(6月)、青年日(8月第1主日)、
教会学校月間(9月)、伝道月間(10月)、
ナザレン教会創立記念日(ナザレン日・10月第2主日) などがあります。


    (以上)


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 < 参考 >

   西方教会の期節と祭色について

      下図は 西方教会の主要な会派の期節と祭色を示します。

      ナザレン教会は聖公会の流れを汲みますが、その他の多くの
      プロテスタント教会が使っている表現も用いています。したがって
      当教団で使用している表現は、下図のいずれかの会派の表現に
      そのまま当てはまるわけではありません。

             (用語説明)
              期節 :  教会暦に沿ったシーズンのこと
              祭色 :  典礼色ともいう
       

               出典 :   「キリスト教歳時記」 八木谷涼子、平凡社、2003年
                              から引用させていただきました。

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