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 主日礼拝

(1)礼拝の意義

信仰生活の中心は教会にあり、教会生活の中心は主日礼拝にあります。神は真心をもって神を礼拝する者を求めておられます。私たちはそれに応えなければなりません。信仰生活の力の源は神に応答する礼拝にあります。
 
 旧約聖書においては「安息日を心に留め、これを聖別せよ」(出エジプト20章8節)と命じられ、イスラエルの民は第7日(土曜日)を安息日として守ってきました。初代教会は、キリストの復活を記念して、週の初めの日(日曜日)を主日(主の日)として公同の礼拝を行うようになり、今日に至っています。
 
 礼拝がキリストの復活を記念する主日に行われることにより、復活という過去の出来事がくりかえし想起され、またその復活されたキリストとの交わりが確信と喜びをもって再現されます。それはまた、私たちもやがて復活して主のみもとに再び集められるという最終的な救いの希望を告白しています。礼拝の主な内容は、賛美、聖書朗読、交読文、説教、祈祷、献金などです。

(2)礼拝の心構え

 
礼拝は神へのつとめですから、喜びをもって守らなければなりません。聖書も集会を休まないようにと勧めています(ヘブライ10章25節)。やむをえず休む場合は電話などで牧師に連絡し、遠方に旅行する場合は行先の教会の礼拝に出席するようにし、礼拝出席を大切にする習慣をつけましょう。
 
 礼拝には遅刻せずに、奏楽前に前列から順に着席して、黙祷をもって主を待ち望みましょう。やむをえず遅れて来た場合には静かに入り、祈祷や聖書朗読中は特に注意して、その妨げにならないようにすべきです。また、お互いの挨拶などは黙礼程度にして、礼拝後に譲りましょう。
 
 礼拝においては傍観者であってはなりません。終始礼拝する会衆の一員として積極的に参加すべきです。み言葉を聞くことにおいて謙虚でなければなりません。飢え渇きと熱意をもってみ言葉に聞き入り、感謝をもって受け止めるべきです。また賛美歌は心をこめて歌いましょう。献金は礼拝における重要な要素です。神のすべての恵みに対して、あふれるばかりの感謝と献身の思いをこの献金に託して献げるのです。献金は礼拝者の側の応答姿勢を表わす重要な行為です。求道者や、初めて礼拝に出席する人々に対しては、親切に指導することが必要です。ただ、そのために自分自身が落ち着きを失ったり、礼拝態度を崩すようではいけません。静かに手際よく手伝いましょう。
 
 服装はとくに立派なものである必要はありませんが、神の前へ出るのにふさわしいものを着用するように心がけましょう。礼拝後には牧師に挨拶をしましょう。その場合、他の人に配慮して長い話は避けましょう。用件のあるときは日を改めて別に機会を作るようにしましょう。
 
(以上)